私達は演劇・映画・芸能界におけるセクハラ・パワハラを” 制作に関わる優位な力関係のもとで行われる理不尽な行為 “と定義します。
例えば映画・演劇の現場において、監督、演出家からの出演権利妨害、待遇差別、稽古妨害などがあります。
・ 制作活動への妨害
[制作における正当な活動を直接的・間接的に妨害すること。]
・ 出演・起用妨害
[正当な理由無く俳優の出演、スタッフの起用を妨害すること。]
・選択権の侵害
[俳優望まない演技プラン(ヌード・キスシーンなど）の強要など。]
・ 指導義務の放棄、指導上の差別
[俳優・スタッフに対して、演出・監督・プロデューサーなどが職務上の義務である指導を怠ること。また指導下にある俳優・スタッフを差別的に扱うこと。]
・不当な経済的負担の強制
[本来活動費から支出すべきものを、俳優・スタッフに負担させる。]
・ 成果の収奪
[スタッフのデザイン、プランなどの著作者を決める国際的なルールを破ること、アイデアの盗用など。]
・ 暴言、過度の叱責
[本人がその場に居るか否かにかかわらず、俳優・スタッフを傷つけるネガティブな言動を行うこと。発奮させる手段としても不適切。]
・暴力
・誹謗、中傷
・不適切な環境下での指導の強制
・権力の濫用
・ プライバシー侵害
[プライベートを必要以上に知ろうとしたり、プライベートなことに介入しようとしたりすること]
・他監督の出演者・スタッフ、他劇団の劇団員、ゲストなどへの排斥行為
参考ＵＲＬ
NPOアカデミック・ハラスメントをなくすネットワーク「アカデミック・ハラスメントとは」
http://www.naah.jp/harassment.html (アクセス日：2018/4/1)
